[投資] 実際の外国為替取引
Posted by ほぼ是日 at 2010/02/07
当社で取扱う外国為替証拠金(保証金)取引の実際の取引についてみてみます。
まず、外国為替証拠金(保証金)取引とは、取引する通貨を実際に受渡しするのではなく、「買ったら売る」「売ったら買う」という注文をそれぞれ発注し、その二つの注文が成立したことで発生するその利益や損失の差額のみの受け渡しで取引を終える差金決済取引です。
取引を始めるために注文することを「建玉(たてぎょく)」するといいます。逆に建玉(たてぎょく)の反対の売買注文(買った場合は売る、売った場合は買う)のことを「落玉(おちぎょく)」といいます。「買う」という新規注文(買建(かいたち))から始めることも、「売る」という新規注文(売建(うりたち))から始めることも可能ですが、取引を終わらせるには通貨の受渡しを行う場合を除き「買建」した場合には「売落(うりおち)」、「売建」した場合には「買落(かいおち)」と反対売買をしなければなりません。
ここでは新規の売り注文(売建)から始めて、どのような場合に利益が得られるのか、また損失を被るのかを考えてみましょう。
取引例
例えばドル円の値段が1ドル=110円の時に「売り」たいと考えました。「期限までにドルを1枚分(取引単位)売ります」という約束をするだけなので、実際にドルを1枚分持っている必要はありません。ただし、そのままでは実際にドルを渡すことができないので、この「売る約束」を果たすために「買う約束」をしなければなりません。そこで、新規注文の反対の売買注文(仕切注文)を出すことで取引を終わらせることになります。ドル円相場が1ドル=115円へと上がった場合
110円の新規の売建注文が成立(約定)してから数日後、ドル円相場が115円へと推移したとします。ここで仕切注文を出してみるとどうなるか考えてみましょう。
新規の反対の売買が仕切注文ですから、この場合は「115円で買う」という注文になります。この注文が約定した場合、「110円で売った」ものを「115円で買い戻した」ことになるので、差し引き5円(1ドルあたり)の損失が発生します。
ただし、この5円というのはあくまでも1ドル分についてです。実際の損失額は5円×取引単位(取引単位が10万ドルの場合は50万円、1万ドルの場合は5万円)となります。「売り」から始めた注文の場合、相場が売り値より上昇している時に取引を終了する場合は損失が発生してしまうのです。相場が上がりそうだと予想した場合は「買い」から取引を始めると、予想どおりに動いた時に利益を得ることができます。
ドル円相場が105円へと下がった場合
今度は逆に、相場が下がった場合です。「105円で買う」という仕切注文が約定したとすると、「110円で売った」ものを「105円で買い戻した」ことになるので、この場合は差し引き5円(1ドルあたり)の利益が発生します。
実際には5円×取引単位(取引単位が10万ドルの場合は50万円、1万ドルの場合は5万円)の利益が得られることになるのです。したがって、「売り」からの取引は、相場が下がると予想した時に始めることで、予想どおりに相場が動いた時に利益を得ることができます。
以上のように、証拠金(保証金)取引の場合は相場が下がった場合でも利益を得るチャンスがあります。相場が上がると思えば買建、下がると思えば売建することで両方の場合に対応した投資をすることが可能なのです。
スワップポイントを積み重ねて中長期運用
レート損益を狙った取引ではなく、高金利通貨を中長期的に保有することで、スワップポイントによる収益を積み重ねることを主な目的とする戦略もあります。取引手数料無料のFX取引を利用して、高金利通貨の一つである豪ドルを長期保有するケースを考えてみます。
「1豪ドル=60.00円」の時に、1万豪ドル買い/円売りで取引を開始し、1年後に同じレート「1豪ドル=60.00円」で取引を決済した場合の損益合計は、「29,200円」となります。
(豪ドル買い/円売りによるスワップポイントの受取額が1日平均80円として計算)
レート損益:(売値:60.00円-買値:60.00円)×1万通貨-取引手数料0円 = 0円
スワップ損益:80円/日×365日 = 29,200円
損益合計:0円+29,200円 = 29,200円
※ 実際の取引では、手数料等が必要となるばあいがあります。







